【タオルと言えば、綿100%のものが定番です】
しかし、タオルの産地には、外国産のものと日本産のものがあり、厳密には2種類のタオルがあります。
普段何気なく使っているタオルですが、日本産のタオルと外国産のタオルではどのような違いが出てくるのでしょうか。
また、それぞれの特徴はどのようなものなのでしょうか。
【国産タオルの特徴】
国産タオルと言えば、今治タオルなどが有名ですが、その魅力は品質の高さにあります。
例えば先ほど例に挙げた今治タオルであれば、非常に吸水性がよいという点が挙げられます。
今治タオルでは、タオルを水面に落としてから5秒以内に沈まないものは不合格とされ、吸水性のチェックにも抜かりがありません。
そのため、水分をたっぷり吸収し、外国産タオルとは使い心地が全く異なります。
また、使用後にはさらっとした触り心地が心地よく、使ってみて気持ちのよい高品質なタオルということが言えるでしょう。
国産タオルは触り心地がよく、水の吸収がよいという特徴がありますが、お値段は外国産のタオルよりも高めに設定されることが多いです。
しかし、品質は外国産のものより優れているため、仕方のないことだと思います。
大切な人のプレゼントに贈ったり、長く使いたい場合には、国産タオルを購入することをお勧めします。
【外国産タオルの特徴】
外国産タオルの輸入元としては、米国産や中国産、ベトナム産パキスタン産のものが有名です。
外国産のタオルは日本産のものよりも価格が低いという理由で輸入されている場合が多いです。
ですが、外国産であるからと言って非常に粗悪、ということでもなく、中には日本並みによいものもあります。
しかし、中には、タオルの端の部分は日本製のものの方がしっかりとしていたり、キメが日本製のものよりも荒目であったりすることもあるようです。
特に中国産は、日本より最新の機械を導入しているにもかかわらず、キメが粗く、パイルが寝ている為、国産タオルと横に並べると同じ匁でも、倍ほどの厚さの違いと硬さがあります。
これは日々の湿度や気温に対応して技術者が機械の設定を変更しない為と、粗く設定して、製造コストを下げている為です。
また、日本の品質に追いついたといって良質のサンプルを見せてもらっても、実際の納品時には質が下がっていることがあります。
タオルに詳しくなくても見ただけでわかるので、長くタオルを使いたいという人には購入する際に注意することが必要です。
外国産タオルを取り扱っていると、工場の前に見たこともない外来種の植物が自然と育っています。
最近ではPM2.5や微小な汚染物質がタオルに含まれている場合もあるので、ご使用前にはしっかりと洗濯してください。
また、タオルの品質の基準として、タオルの重さがあります。
昔はタオルの重さを匁で量っていましたが、これはタオルの厚みなどの基準にもなります。
外国産のものの中には非常に薄いものもあります。
用途としては、ノベルティなどで大量に配る分には、外国産の方が向いているとも言えます。
他にも、学園祭等でタオルをクラス単位で購入する場合などには適しているのではないでしょうか。